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有限な時間の果てに

平凡なイマを積み重ねてかがやくミライへ

読書についての3つの言葉

今週の言葉

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photo by geminicollisionworks


早速ですが、今週は読書に関する言葉を紹介することにします。


読書を通して自分と向き合う

書物そのものは、君に幸福をもたらすわけではない。ただ書物は、君が君自身の中へ帰るのを助けてくれる。

ヘルマン・ヘッセ


本を読むことで、刺激を受けたりその題材についてあれこれ考えたりすると思います。そうしているうちに、自分の考えが整理されたり忘れていた自分に出会ったりすることがあるのではないでしょうか。まるで、本が自分の心を映し出す鏡のような役割をしているわけです。


ほかにも、自分も知らなかった自分に出会ったり、未知なる考えを発掘したり新しい発見もあります。


読書は、自分自身の立ち位置を確認したり、新しい自分に見つけ出すことを助けてくれます。そういう意味では、本を通して自分と対話していると言ってもあながち間違いではないでしょう。


本の内容を咀嚼し消化していくことの大切さ

熟慮を重ねることによってのみ、読まれたものは、真に読者のものになる。食べ物は食べることによってではなく、消化によって我々を養うのである。

ショーペンハウアー


ただ単に漫然と読書をするのではなく、考えに考えながら読書することの大切さをショーペンハウアーは述べています。本の内容を体得したいのであれば、内容を咀嚼し考えをめぐらすことで消化され、自分の血肉とすることができるのです。


似たようなことは、イギリスの哲学者も述べています。

読書は単に知識の材料を提供するだけである。それを自分のものにするのは思索の力である。

ジョン・ロック


本自体は情報を提供するものに過ぎません。しかし、その情報を三日後に忘れるような知識として死なせるか、一生ものの生きた知識として吸収するかはその人次第なのです。


生かすも殺すもあなた次第ってことなのでしょう。


そして、単なる情報を生きた知識に引き上げてくれるのが他でもない思索、つまり、考えることなのです。


以上、今週の言葉でした。こう見ていくと、いかに本と対峙するかや本を読むと同時に考えをめぐらすことの大切さについて思い知らされることとなりました。


それでは、またお会いしましょう。


読書について 他二篇 (岩波文庫)

読書について 他二篇 (岩波文庫)