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有限な時間の果てに

平凡なイマを積み重ねてかがやくミライへ

やりたいことがないなら勉強しよう!『学校では教えてくれないお金の話』を読みました。

読書記録

学校では教えてくれないお金の話 (河出文庫)


どんな本?

2012年10月に急逝された流通ジャーナリストの金子哲雄さんの本です。軽妙な語り口で人気だった著者らしく、読みやすいながらも芯を感じる本となっています。


お金の価値とは?


お得に買い物するには?


クレジットカードの仕組みとその落とし穴とは?


こういった話題について自身の経験談も交えながら、楽しく説明がなされていきます。


内容の難易度から中学生や高校生が読んでも、十分理解できるでしょう。


ゴミから景気が見えてくる!?

週明けに、百貨店に入っているケーキ屋さんの箱や、ショッピングセンターの袋、デパ地下の高級惣菜のパックなどがたくさんゴミに出されていれば、モノがたくさん買われているということ。


ゴミの量から景気が見えてくるとは、なかなかの盲点でした。


最近は色付きのゴミ袋を指定している地域も多いので、ゴミの中身まで目に入ってきません。しかし、ゴミの量だけからも消費が盛んなのかどうか、その傾向をつかむことはできそうです。


消費すればするほどゴミが出るという当たり前の事実から、世の中のお金の動きを推測できるというわけです。


世界で1人だけの職業になる!

今の僕の職業である「流通ジャーナリスト」というのは、僕が考えた肩書きです。会社をやめて独立するとき、世の中にそんな人はいなかったので、世界中で僕一人。これなら誰とも勝負せずに、僕のところに仕事がくるはず。名乗った者勝ちだと考えたのです。


流通ジャーナリストという肩書きってすごく珍しいなとは思っていたのですが、元々金子さん自身が名乗り出したんですね。なので、日本でも一人しかいないジャンルで活動していたことになります。


この意図としては、不戦勝、つまり、戦わずして勝つためだと本書では述べられています。競争せずに、どうやったら仕事が獲得できるか考え、ニッチな肩書きを自分のポジションを求めていったのでした。


これは競争相手のいない分野でビジネスをするブルーオーシャン戦略に近い考え方ですね。


やりたいことがないなら勉強を!

やりたいことが見つからない、スポーツや芸術など特別な才能がない人は、とりあえず勉強をしなさい!これが僕から、14歳のキミたちへのメッセージです。


ここでは、具体的に14歳という少年少女に向けて、やりたいことが見つからないときのアドバイスをしています。


やりたいことがないなら勉強をしよう、これが金子さんの意見です。なぜなら、勉強して学力があれば、将来の進路選択時の可能性が広がるからです。また、めぐりあうチャンスをつかむ受け皿も広くなります。


ちなみに、他の部分で教育ほど素晴らしい財産はないという主旨のことも述べています。なんてたって、一度学び会得したことは多少忘れることはあっても一生もので物と違い盗られる心配がないからです。


もしかすると、勉強は最強にコスパがいいのかもしれません。もちろん、勉強した分稼げるかどうかはあなた次第です。


以上、『学校では教えてくれないお金の話』の読書記録でした。個人的には、すでに知っていて簡単に感じることも多かったのですが、いくつも新しい視点を得ることができて勉強になりました。


それでは、またお会いしましょう。


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